本計画は、奈良県の山間部、「幽玄」の世界に建つ民家の建て替え計画である。築300年という歴史的存在感を称え、すでにその周辺環境に溶け込んだ旧家を、あえて建て替えるという計画に、プレッシャーを感じながらも、いかにその環境を破壊することなく、自然と融合できるかを目指した。建物の平面計画は、能楽師であるご主人の稽古場となり、また、地域のコミュニティの場となる舞台(能楽堂 )と住宅との融合を考えた。玄関正面に目付体を配すると共に、ホールから鏡の間、橋掛へと連続性を持たせることで、異種の建造物同士の自然なつながりを持たせている。 「あふや舞台」----住まいと能楽が出会い、人と人とが出会う舞台である。
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